ジャック・アタリ 未来は暗くない 似顔絵

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私が昨年の最後に読んだ本が ジャック・アタリ氏の”21世紀の歴史”だったので、今朝の読売新聞の一面がこのアタリ氏へのインタビューだったのに少し驚いたのでスケッチをしてみた。
歴史と、その歴史からみいだした法則によって、06年出版のこの本の中で世界金融危機を予言したことで一躍有名になったアタリ氏だが、このインタビューの中で日本に未来はあるのか、その問題点は、、ということで少子化の問題をあげていた。
私が子供を育てにくいという状況を一番身近に感じるのは弊社社員の状況からだ。社員の二人の女性は一人は小学生の子供、一人は一歳半の子供を育てながら働いていてくれる。まず保育園、、からもう簡単には入れない状況だ。その後ももろもろ問題は山積みで、一人目を育てる大変さが、二人目の出産に踏み切れないのを感じる。
まず一人目を産む時に感じるのに不安と、一人目を産んで二人目を産むのに感じる不安とでは、その不安の内容は違のだなあと実感として思うのは、二人目は産めないですよお”というスタッフの女性の言葉からだ。これなら二人目も産もうという気持ちになる状況だといいのになあと思う。会社として個人としてできることはないかと自問してみる。

今年になって3日目、今日も電車の中で目の前に並んでいる10人の内何人が描きたくなるかを数えてみた。3人だ。だいたいいつもこのくらいなので30%の顔に私は魅力を感じるらしい。なぜその30パーセントに魅力を感じるかといえば、顔自体の造形とたたずまい、そして 好み、相性、ということのようだ。
仕事の依頼では必ずしも全ての顔がこの30パーセントに入っているとはかぎらない。そこで描くときには”興味”の要素をぐっと伸ばしていかなければならない、その人が何をしているかの一部は今はインターネットですぐにわかるようになった。その人の業績に興味を持つことによって描いていく、昨年は世界のノーベル賞受賞者を100人以上描かせていただくという仕事をしたがその時はまさにこの方式が役にたった。
一般の人を描くときには”興味”の要素以外に大きいのがシンパシー と思っている。時代と空間を共有している、ということ、幸せに暮らしたいということへの共感、、この気持ちをもって描いていくのがいい似顔絵を描くポイントだと思っているが、最近の仕事内容としてはこの仕事は後進にゆずって私自身はほとんど一般の方を似顔絵ショップで描くことはなくなってきた。
30パーセントは描きたい顔だとはじめに書いたが、約1パーセント、100人に一人くらい、_純粋に描きたい顔_というのは直感的にある。この顔を描いていくのはイラストレーターとしての仕事から離れてアーティストとしての仕事なのだと思う。興味と共感を持ってして全ての顔を意欲を持って仕事として描いていくのとは別に、この1パーセントの直感的に描きたい顔を描いていきたい、今年からその時間をもう少しとれるようにしたい。
未来は、、、ピンとくる!顔だけ描きたいなあと思った。

雑感ですみません。今年もよろしくおねがいいたします。

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