第二次安倍内閣閣僚似顔絵

組閣が決まると新聞社からリストがくる。新たに入閣する可能性のある人たちだ。私はすぐにラフを描き始める。作業の時間は読めるが、似させるまでの時間は読み切れないからだ。”楽勝”と思った人がなかなか似なかったり、逆に、ピンとくれば、10秒で描けることもある。
新聞の仕事はニュートラルな気持ち、画風を心がけている。文字で言うと楷書のような感じ、、
読売新聞の政治家の似顔絵は私が担当で、記事があるごとに使ってもらっているが、小さいのでいちいちイラストレーターの名前が出ないが、組閣のときだけは小河原智子と名前が出るので父が喜んでくれる。父の分の新聞を買って、お茶を飲みながら紙面を見るのが、組閣の次の日の朝の私の小さな喜びだ。