大竹伸朗さん

武蔵野美術大学に通って版画の研究過程にいたころ、大竹さんとであった。私も大竹さんも横尾忠則が好きだったが学生の身でそうそう全ての本が買えるわけでもなく、本を貸し借りしていた。ある日、”貸していた横尾忠則の”夢の本”という本を返してくれた時、そのまましまおうとすると、”開いてみて”と大竹さんが言う。開いてみるとそこには尾勝(私の旧姓)さんへ、という宛名と横尾忠則さんのサインがあった。大竹さんは”もらってきてあげた。”と言ってにやっと笑った。私はとても驚いた。
その驚きは今もまだ続いている。今日は直島に来て彼の作品を見た。あの頃の夢がまだ続いているような気がした。
http://www.naoshima-is.co.jp/concept/art/haisha.html
旅先では、自分の 物  がまわりにないせいか、気持ちがシンプルになる。今まで自分は何をしてきたかと思うと、
よく働いた。よく笑った。よく泣いた。と思った。これからは、よくつくるのみ。と感じた。
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